2023年1月19日に発売されて人気を博している「パルワールド」。
2月1日にはユーザー数が1900万人を超えたそうで、インディーゲームとしては異例のヒット作品といえるのではないでしょうか。
ゲーマーの僕は例に漏れずプレイしており、現時点のプレイ時間は169時間越え。
このゲームのエンドコンテンツにまで着手し始めたところで、レビュー記事に挑戦してみようと思いたち、いま文章を書いています。
パルワールドはどんなゲーム?
パルワールドは不思議な生物『パル』と一緒に生活をするゲームです。
パルは戦闘させたり、繁殖させたり、労働させたりすることが出来ます。
わかりやすくいえば以下のような色々なゲームの面白い要素が詰まっているゲームです。
- ARKのようなサバイバル/レベリング要素
- ポケモンのようなデザインのパルを捕獲し、戦闘させ、収集し、厳選する要素
- ドラクエモンスターズのようなパル同士を配合させる要素
- ブレワイや原神のようなオープンワールド要素
- Rimworldのような拠点管理要素
- FortniteのようなTPS要素
これらの要素を『パル』という存在にうまく馴染ませることで、とても面白いゲームになっていると感じました。
魅力的なパルたち
パルワールドには現在100種類を超えるパルが存在しており、どのパルたちも個性豊かで本当にかわいいです。
パルごとにモーションや表情もとても作り込まれており、一緒に戦ったり働いてもらっているうちにどんどん愛着が湧いていくと思います。
冒険・探索
パルワールドはスタート地点がいくつか設定されておりその中から選んで冒険を始めることになります。マップは全員同じ固定のマップで、真っ黒な状態から探索を進めることで徐々に明らかになっていきます。
探索方法は徒歩やグライダーだけでなく、入手したパルに乗って移動することが出来ます。
パルの移動手段も陸・海・空と3パターンがあり、またグライダーの変わりになるパルもいます。
マップの各地に「鳥の石像」があり、その像に触ることでファストトラベルをすることが出来るようになるため移動のストレスもありません。
戦闘
パルワールドの戦闘は5体まで持てる手持ちのパルを1体選んで出し、戦わせます。
またプレイヤー自身も武器をもって一緒に戦うことが出来ます。
ただし、プレイヤーは非常に脆く簡単に倒されてしまうため基本的にはパルたちに戦闘は任せる形になりますが、中には騎乗したまま一緒に戦うことが出来るパルもいるため、連れているパルによって戦闘スタイルは多種多様になります。
パルには属性という概念もあり、パル/技ごとに有利不利があります。
戦闘で瀕死にしたら「パルスフィア」を使うことでパルを捕獲することが出来ます。
「パルスフィア」も種類があり、グレードによって捕獲できる確率が変わります。
建築・オートメーション
パルワールドは好きな場所に拠点を作ることが出来ます。
建築の自由もかなり高く、作ろうと思えば大きな街を作ることも出来ます。
また拠点の中では捕まえたパルたちを働かせることが出来ます。
パルたちにはそれぞれ担当出来る仕事があらかじめ決まっており、パルたちを仕事に割り当てることで自動的に資材を集めたり、モノを作ったりすることが出来ます。
評価
本ゲームはアーリーアクセスのゲームですが現時点でもかなりのボリュームと満足感があり、バグさえなければ製品版として出しても十分な出来だと思います。
「パルワールドはおもしろいか?」と聞かれたら「おもしろい」と即答出来るくらい、昨今のインディーゲームの中では群を抜いて面白かったです。
- パルがとにかく可愛い (作り込まれたモーションや表情)
- 美麗なグラフィック
- 十分なゲームボリューム
- 様々なゲームのいいところをうまく融合させている
紹介の中では色んなゲームの要素を合わせたといった表現をしましたが、そんな単純なゲームに収まらないほど完成度が高いです。
ゲームをやり始めるとやりたいことがたくさん出てきて、止め時がわからなくなります。
(ちなみに筆者は発売日に徹夜することになりました。)
「こんなゲームがやりたかった!」というゲーマーの願望を見事に叶えてくれた素晴らしい作品であることは間違いないです。
- ワールドごとのセーブデータ (引継ぎが出来ない)
- まだまだバグが多い
- ストーリーが薄い (ほぼない)
- 強いパルと弱いパルの格差
バグについてはすでにアップデートで多く修正されてはいるのですが、まだ不満な部分もあります。
(特に拠点での挙動がまだ色々と不安定)
ストーリーについても、色々な団体やそれに紐づくボスが登場するのですが、会話などは一切ないのでほとんどないに等しい状態です。
ゲームデザイン的に仕方がないのですが、後半のパルを入手したあと前半に入手出来るパルを使うことはほとんどなくなります。かわいいパルたちを活かすことが出来るコンテンツなどがあればいいなぁと思いました。
まとめ
まぁ色々と書いてきましたが、一言でいうなら
「はっきりってめちゃくちゃ面白いからみんなやれ!」
です。
以上