昨日リリースされたCyGamesの人気カードゲームの新作、シャドウバース ワールズビヨンド(シャドバWB)。
リリースされてから割と遊び倒したので、正直なレビューを書いていきたいと思います。
ゲーム概要

項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | Shadowverse: Worlds Beyond |
リリース日 | 2025年6月17日 |
開発元/販売元 | Cygames, Inc. |
対応プラットフォーム | Steam / EpicGames / iOS / Android |
価格 | 無料 |
プレイ人数 | シングルプレイヤー / オンライン |
日本語対応 | あり |
ジャンル | カードゲーム |
ゲームの特徴
対戦型オンラインTCGの金字塔が帰ってきた

シャドバWBはシャドバが生まれ変わった新たなカードゲームです。
基本的なルールは踏襲されていますが、新要素が多数あります。
元シャドバプレイヤーの視点も交えつつ、新しくなったシャドバWBの特徴を紹介します。
新要素「超進化」で戦略性がさらに広がる

シャドバWBには通常の進化とは別に、超進化が新たに追加されました。
超進化はゲーム後半に各プレイヤーが使えるより強力な進化で、攻撃力と体力の増加量が大きく、自分のターン中にダメージを受けず、能力によって破壊もされない効果を得ることが出来ます。
またゲーム後半のフィニッシャーカードには超進化による独自の効果を持つカードも多く、超進化がゲームの勝敗を分ける大きな要素になっています。
超進化の登場により、僕は従来のシャドバよりもプレイの幅が広がったと感じました。
先行後攻のバランス
本作からルールがいくつか変更されていました。
- 最初のターンのドロー枚数が統一
- EP (進化権) の数も統一
- エクストラPPの実装による有利不利の調整
エクストラPPがあることで、後攻であっても不利であると感じることがなくなった点はとても良いと感じました。
無料パック、確定枠、カード分解
某大人気カードゲームアプリに習ってか、本作も無料でパックが引けるようになりました。
またパックを10回購入するごとに、レジェンドを確定で入手することが出来ます。
無料でカードを得るという点では、改良されていると感じました。
ただ、カード分解のシステムが前作から変更されており、本作では所持枚数が4枚以上のカードのみ分解が可能です。
前作では、レギュレーション落ちしたカードや自分が使わないデッキのカードを分解することで課金をすることなく作りたいデッキを簡単に組むことが出来ました。
こちらの点については改悪であると感じました。
新たなコミュニケーション空間「シャドバパーク」

シャドバパークという、メタバース的な要素を持った機能が追加されました。
自身のアバターを変更して着飾ったり、スペースと呼ばれる部屋を模様替え出来たりします。
またパーク内で他のプレイヤーと対戦したり、チャットでコミュニケーションを取ったりも出来ます。
おまけ的な要素には感じますが、これはこれでおもしろい試みであると感じました。
評価
手軽に遊べるオンラインTCGとしてやっぱりシャドバはかなり面白かったです。
良い部分も多々あったのですが、いわゆるソシャゲ的な悪い部分も目立っていたのでこの評価にしています。
- 無料パックを毎日引けて楽しい
- 新システムやルール変更によって元々のシャドバよりも面白い
- 美麗なグラフィック、BGM、フルボイスのストーリーが◎
元々のシャドバがスタート時にはほとんど課金前提であったことを考えると、パックの無料化はライトプレイヤー層にとっては良い変更だと思いました。
また新システムとルール変更によって、ゲームバランスが良く、プレイの幅が広がったのは良いと感じました。
ゲームとしてのクオリティはまったく不満はなかったです。
- 新作としてリリースしたのに、前作からのプレイ体験の変化が乏しい
- カード分解などで改悪が目立つ
- 課金なしでは強いデッキを組むのが非常に困難
ただ前作からシステム面やプレイ体験も大きく変わらないのに、大型アップデートではなく新作アプリとしてリリースしたのにはやや疑問が残りました。
もちろんグラフィックや新しい機能など、アップデートでは成しえない部分も多々あるのだとは思いますが、前作のプレイヤーや積み上げてきたものをないがしろにしているように感じてしまいました。
また無課金でもカードを集めやすくはなったのですが、デッキを完成させることを考えると課金は必須なように感じました。
また、レギュレーション変更などでカードが変わったときに、分解によってデッキが組めなくなったことを考えると、プレイを続けるために継続的な課金が必要になりそうです。
まとめ
本作は課金しているかしていないかで大きく評価が分かれると思います。
僕は課金してプレイしているので、特に不満なくゲームを楽しめています。
継続して課金を求められるようなサービス形態は、やはり反発も多そうですね。
以上